16日天竜川でモトクロス大会参加者67人が増水した中州に取り残される事故があった。急激な増水の原因は上流ダムの放流であるという。
天竜川を管理している国土交通省浜松河川国道事務所は、上流での降雨量に対応して放水量を増やしたという。当然の措置で、いつまでも中州にとどまっていた人が悪いようにみえる。
ところが、同事務所は事前にモトクロス大会主催者から河川敷の使用申請を受けていたという。利用者がいることを知っていて何の連絡も警告もせずに通常通りに放水するというのはどんな神経の持ち主だろう。今回は幸いにも死者はいなかったようだが、もし死者が出ていたらなんと言い訳したのだろうか。
猛省と利用者の安全に配慮した今後の河川管理を望むものである。